家を建てるときの一番の心配事と言えば、
『予算はいくら位かかるのか?』
ということですよね。
一生のうちに何度も家を建てる方は、ほとんどいません。
誰しもが初めての経験になりますので、
「予算がいくらかかるのか?」を、はっきりと知るキッカケがないのです。
そのため、予算設定を高く見積り過ぎていたり、
逆に低く設定しすぎて、後になってから後悔することも少なくありません。
そこでこのページでは、
家を建てる時の正しい予算の決め方について詳しく紹介します。
家を建てるときの予算の目安
家を建てる予算は大まかに3つのグレードに分けられます。
- 1つ目は1000万台の低価格帯の住宅。
- 2つ目は1000~3000万円台の中価格帯の住宅。
- 3つ目は3000万円以上のハイクラスの住宅です。
予算を決めるときは、まずこの3つの予算を大まかに決めましょう。
予算に一切困っていない方なら、ハイクラスの住宅で問題ないですね。
逆に「とにかく安い住宅にしたい」方は、
安さを突き詰めた1000万円台の住宅にすると良いです。
もし、「この2つどちらにも当てはまらない」と感じられたら、
中価格帯の住宅の予算を考えましょう。
家を建てるときの相場を調べよう
家を建てるときの予算にも当然ながら相場があります。
建築物は全てが一点ものなので、各家の予算はバラバラです。
そのため坪単価という方法で予算を表現します。
例えば、まだ住みたい家が漠然としか決まっていない状態でも、
土地の面積や住みたい家の面積さえわかっていれば、
坪単価と面積の関係を使って、
『建物全体の予算』を計算することができるのです。
最近では、インターネットでも簡単に建物事例を検索できる時代です。
ハウスメーカーの建設事例には、坪単価や予算も書いてありますので、
ご自分の予算と照らし合わせて、
見た目や内装等のグレードをチェックしてみましょう。
参考記事 ⇒ハウスメーカーの坪単価を一覧表で比較
予算立てのコツは?
「家を建てる」と決心されたとき、
ハウスメーカーの展示会や、住宅フェアに行かれることもあるかと思います。
このとき、各ハウスメーカーの営業担当に予算を伝えると、
どこの会社も、「うちならできますよ!」と声高に言うでしょう。
しかし、これはあまり信用できません。
建築物の予算は、設計をして積算
(建築物を建てるときに必要な材料を計上する作業)
するまで、わからないからです。
家を建てるときの正しい予算を決めるためには、
メーカーの営業担当の言いなりにはならないことが大切です。
そのためには、見積り依頼をする会社を、
1社に指定するべきではありません。
1社に指定すると、競争原理が働かず、高い見積額になるからです。
必ず最低3社には見積り依頼をして、
適正な予算になることを確認してから家を建てるようにしましょう。