住宅を購入する際、大半の方はローンを組まれることと思います。
ローンの基本は、どこで借りても20年~35年といった、長期の付き合いに
なることがほとんどですよね。
これから長い付き合いになりますので、できれば安い金利の商品を選びたいもの。
また、ローンの選び方次第では、最終的に建築費用を安い金額に抑えることが
可能となります。
今回は、注文住宅を建てるときの住宅ローンの組み方をご紹介していきます。
注文住宅にかかる費用と借入金のバランス
まずは、注文住宅を建てる際にかかる費用を見ていきましょう。
- 建物本体の費用
- 建物本体以外の付帯工事費用
- その他諸費用
大まかに分けてこれらの費用が必要で、これが建築の総予算となります。
そして、上記のかかる費用を参考に、全体の予算の割り振りを決めなければいけません。
予算は、頭金(自己資金)と住宅ローン(借入金)という感じに分かれます。
最近では建物本体の費用だけでなく、「付帯工事費」や「諸費用」まで
借り入れできる金融機関もまれにありますが、これは得策とは言えません。
それは、全ての借入金に金利がついてくるからです。頭金が多ければ多いほど
借入金が減りますので、支払う利息も少なくて済みます。
そうした理由から、少なくとも諸費用については、頭金として現金を用意して
おくことをおすすめします。
利息支払いを軽減することが住宅を安く建てる近道
住宅ローンを利用する際は、完済するまで利息まで含んで借入金総額となります。
そのため、この利息をいかに減らせるかが『安く住宅を建てられるかどうか』を決めます。
それにはまず、低金利の住宅ローンを選ぶこと。
次に、返済をしながらお金を貯めて、そのお金を元に繰上げ返済を行い、
返済期間を短くして利息を軽減していくことです。
金融機関によって、住宅ローンの金利は多少違いますので、
低金利の金融機関を探しましょう。
会社にお勤めの方ですと、平日に自分で複数の銀行を回るのは至難の業ですので、
ネットなどを利用して低金利の金融機関を探し、住宅ローンの仮審査申込をしましょう。
あくまで仮審査になりますので、現実的にお金を借りる手続きをするわけではありませんが、
どこで借入するかの目安にはなります。
また、一般的には、固定金利より変動金利の方が金利は低いので、
固定金利と変動金利を組み合わせて借り入れを考えるのも良いかもしれません。
金融機関と信頼関係をつくる
その他、低金利を引き出す方法としては、日頃金融機関とどのような付き合い方を
しているかによっても違ってきます。
大口の定期を保有しているとか、投資信託をしているとか、
その付き合い方で『優遇金利の提案』を金融機関側がしてくれることもあります。
「家を建てたい」「家を持ちたい」ということをお考えの方は、
まずは日頃から金融機関と信頼関係を作るようしてみてください。
そうすることにより、
とてもうれしい金利のお話が舞い込んでくるかもしれませんよ。