注文住宅で家を建てるということは、ほとんどの方にとって初めての経験になると思います。
家は一生に一度の大きな買い物ですので、絶対に失敗のないようにしたいですよね。
そのためにオススメなのが、実際に注文住宅を建てられた方の「失敗・後悔体験談」に耳を傾けることです。
注文住宅の失敗・後悔体験談まとめ
この記事では、これから「注文住宅で新築の家を建てたい!」とご検討中の方に向けて、実際に注文住宅を建てられた方の「失敗・後悔体験談」をご紹介したいと思います。
体験談の中でも特に多かったのが、間取り、収納、キッチン、予算面での失敗や後悔です。皆さんの体験談を参考にして、失敗、後悔のない注文住宅づくりをしてくださいね。
注文住宅の間取りに関する失敗・後悔体験談
我が家の失敗体験談をご紹介します。
注文住宅を建てる時、従前の自宅で使用していた「洋タンス」をそのまま新居でも使おうと思い、設計士さんと打ち合わせをして部屋にタンス用の空間を作ってもらいました。
ところが工事完了後、なんと、そもそも部屋の入口からそのタンスが入らないことが判明。場所はあるけど入らない。
結局、威圧感があるから要らないということで家族間で話はまとまったんですが、完全な設計ミスで失敗をしてしまいました。
<N.Kさん>
我が家の失敗談は、間取りに関する失敗です。
注文住宅を建てようと考えていた当時、子供が就学前の女の子と男の子でした。
子供部屋を一つにして、後々間仕切りして二部屋にする予定でしたが、その後3人目が産まれました。
さすがに同性でも一部屋に2人は無理がありました。
結局子供部屋は女の子二人の部屋になり、行き来できる間仕切りにしました。
長男は私達夫婦の部屋に引っ越し、私達夫婦は客間である和室に引っ越すという大失敗をしてしまいました。
子供もいつまでも幼児ではないし、「先々の事はなってみないとわからないなぁ」と痛感しました。
<K.Sさん>
注文住宅の収納スペースに関する失敗・後悔体験談
注文住宅の収納を、最初から階段つきの屋根裏収納にするか?それともハシゴをかけての屋根裏収納にするか?と検討したところ、
「ハシゴの方が値段も安いし…。」
と決めてしまったわけですが、完全に失敗しましたね。
どうせ屋根裏収納にするなら、階段付きのちゃんとした屋根裏収納にするべきでした。
ハシゴじゃ、重い物や大きな物になってしまうと危なく運ぶことができません。
また、いちいちハシゴをかけてというと面倒臭くて、せっかくあるスペースなのに活用しなくなります。
これなら、お金を出してでも階段つきにすれば良かったです。
大失敗とまではいいませんが、せっかくの注文住宅が、少し悔いのあるものになりました。
<D.Nさん>
私が体験した失敗は、注文住宅の収納に関する失敗です。
せっかく建てる注文住宅には、収納スペースが沢山欲しいと思い、「収納場所を多くしたい」とメーカーに話しをして設計してもらいました。
それぞれの部屋やキッチンにも作ってもらい、最初はいいと思っていたのですが、住んでみると部屋につけてもらった壁一面のスライド壁の中にある収納が使いにくい。
クローゼット全部に洋服がかけられるようにパイプがついているのですが、奥と手前のパイプの間が狭いので前後に洋服をかけると重なってしまう。
使うまでまったく気付きませんでした。
更に部屋の一面全部を収納にした事で物を置けなくなってしまった。
入口面と窓面と収納面の他、一面しか残らないので、本棚等を置くと収納が使えなくなってしまう。
必要な物が置けないようになってしまい、完全に失敗でした。
<S.Hさん>
注文住宅のキッチン、リビングに関する失敗・後悔体験談
我が家の注文住宅失敗談は、キッチンについてです。
私が使いやすいようにと動線のとれるL字型にしました。
ですが数年後に子供が生まれ、ハイハイやつかまり立ちをするようになった時、ゲートをつけられるカウンターキッチンにすれば良かったと思いました。
リビングにいる人とも距離がないようにと、リビングと繋がるようなデザインのL字型キッチンなので、料理をしていると子供が寄ってきて危ないのです。
更には引き出しに収納している調味料や食材もすべて出されてしまうので、今後子供が産まれる可能性のある人はL字型のキッチンはやめた方が良いかと思います。
<H.Nさん>
注文住宅の予算や費用に関する失敗・後悔体験談
ある程度注文住宅の予算は決まっていたのですが、外壁や壁、玄関のドア、お風呂など好みのものを選んでいるうちに予算オーバーになり、予定していた見積もり金額よりはるかに大きな額になってしまいました。
注文住宅もどこまで好みを反映させるかハッキリさせておくことが重要だなあ。
と実感。結局予算オーバーになり失敗でした。
<J.Hさん>
我が家は注文住宅の予算で失敗しました。
子どもが小学校にあがるのを機に家探しをしていて、たまたま見つけた建売住宅。
私達はとくにこだわりがなかったので、手付金を払い、本契約寸前までいったのですが、「建売」かつ「狭小」が気に入らなかった両親が大反対。
結局、手付金は諦め、予算の不足分は両親が出すことを前提に、別の土地に注文住宅を建てることになりました。
一応予算内におさまるハウスメーカーを選んだとは言え、やはり注文住宅。
打ち合わせを重ねるごとに、予算がハネ上がっていきます。
最終的に、いくつかの便利機能を削って予算内におさめましたが、大きな買い物(注文住宅)をする前は、夫婦間だけでなく、親とも意識のすりあわせが必要だなと痛感しました。
<T.Kさん>
8年前に、築50年以上の自宅を解体し、注文住宅を建てました。
そのときの失敗談です。
ハウスメーカーと打ち合わせをし、注文住宅の予算が確定したのですが、いざ契約後に予想以上に色々な費用が追加でかかりました。
床材や設備の仕様変更、コンセントの追加、照明とカーテン費用、登記費用、火災保険費用など住宅本体費用以外にもたくさんの費用がかかることがわかりました。
結局、予算よりも250万円ほど追加でかかることがわかり、ローンの借り入れを増やすことになりました。
<S.Hさん>
私が注文住宅で失敗したな…というか後悔しているのは、予算をかけすぎたということです。
せっかくの注文住宅だし後悔したくないから、あれもこれも…とちょっとこだわりすぎました。
キッチンや洗面、トイレ、お風呂、そしてフローリングなどなど、かなりこだわってお金をかけました。
結果、当初の予算よりかなりオーバーしてしまい…いま住宅ローンに追われています。
もう少し削れるところはないか、じっくりと検討すればよかったかなと思っています。
<M.Nさん>
注文住宅の土地選びに関する失敗・後悔体験談
注文住宅を建てて失敗したなーと思ったのは、土地選びです。
旦那のお母さんの友達の知り合いが売りに出していた土地で、広さは十分広い土地でした。
しかし、夏は窓を開けて寝ると電車の音がうるさくて眠れないので、締め切ってエアコンをつけるしかありません。
昼間はテレビの音がかき消され、いいところでセリフが聞こえなかったりします。
車の通りが少なく道が舗装されたばかりなので、家の前でスケボーをやる連中もいてストレスです。
<Y.Nさん>
間口も広く、全面道路は6メートル、南向きで日光も良く入ってきて、運よくいい土地が手に入ったと思っていたのですが、お隣さんも同じ時期に建売で建築を始めてました。
完成したのち、お隣さんはベランダや車庫の部分に屋根を後付けされ、日射のことなどこちらへの配慮がなく工事を進められてしまいました。
こちらも想定外でしたし、事前にお隣さんの間取りを入手できていたので、窓の位置もきちんと考えたつもりでしたが、後付けの屋根のおかげで陽当たり悪いし・・・完全に失敗です。
注文住宅を建てるときは、情報収集を徹底して間取りを検討することをおすすめします。
<J.Kさん>
高台にある古くからある住宅街に家を建てて失敗しました。
まず高台なので通勤通学の際に、坂道がきつかったです。
眺望の良さに惹かれたのですが、自身が年をとった時のことも考えて注文住宅の土地を選べばよかったです。
あと不可抗力かもしれませんが、お隣さんが土地の境界を越えて塀を建てていて建築作業がストップしました。
お隣さんは恐縮していましたが、土地確認検査で行政のチェックが入り入居時期が大幅に後ろになりました。
古くからある住宅街で土地を購入する際には気をつけた方が良いです。
何度も下見をすることをお勧めします。
<K.Tさん>
注文住宅の住宅会社選びに関する失敗・後悔体験談
私の住んでいる家は築50年経っていて、建て替えを業者さんにお願いしたのですが、
「築50年経っているので、費用はかなりかかる」
と言われました。
それは納得していたのですが、いざ工事が開始すると業者さんの仕事の遅さに残念になりました。
お昼休憩なども1時間では済まず、3時間近くおしゃべりしたりしてました。
せっかくの注文住宅だったのですが、この業者さんに依頼して失敗しました。
<S.Oさん>
3年前に注文住宅を建てました。
その時の失敗談です。
家族は私たち夫婦と幼い息子2人、犬が二匹と言うことで4LDKにしました。
まず、建設中に外装で問題がありました。
お庭も建物もかなり洋風に仕上げたのですが、業者への伝達が上手くいっていなかったのか、庭にある蛇口が明らかに合わない物を勝手に取り付けられ、それにより工事もやり直しで時間も費用もかかるはめに…。
確認に確認を重ねる事が大事だとしみじみ思いました。
<Y.Oさん>
注文住宅のオプションや設備に関する失敗談
広さ的に、将来部屋を間仕切りして増やすかもしれないから、先に天井に補強の柱を入れときますね。と、一番最初の注文住宅の見積りに描かれたもの断り損ねて、電気等も予備の分配まで付けて建ててしまった。
同じ流れで電気自動車用の充電設備も。無駄な出費で失敗だった。
<J.Nさん>
限られた金額の中ではやはり全部完璧ではなく、所々妥協が必用です。
一番失敗したのは床暖房です。思ったより温かくないし、冬は靴下を履いているので床が冷たくても関係ないです。
なにより、暖まるまでに4時間くらいかかるのと、やはり電気代もかなりかかるとの事で、今ではまったく使っていません。
<K.Oさん>
失敗を避け、後悔のない家づくりをするために
以上、実際に注文住宅を建てられた方の失敗・後悔体験談をご紹介させていただきました。
上記の注文住宅の失敗談をご覧いただいても分かる様に、失敗、後悔のない家づくりに重要なのは、
- 信頼できる業者を選ぶこと
- 住んでからのことを考えより具体的に家を計画すること
以上を心がけることが大切です。
注文住宅に関する分からないこと、不安なことがあれば、失敗をしてしまう前に、積極的に注文住宅のプロに相談するようにしましょう。
それらをひとつずつ解決していくことで、失敗のリスクを軽減することができますよ。