建築条件付き土地とは?契約するメリットとデメリットを比較

建築条件付き土地
せっかく家を建てるのなら、
「建売住宅よりも注文住宅や規格住宅の方が良い」
とお考えの方も多いのではないでしょうか?
そうなると、当然ながら土地を用意しなければなりません。
自分で住宅用の土地を探す時、
広告などでよく目にするのが『建築条件付き土地』です。
「ところで、建築条件って何だろう?」と疑問に
思われている方も多いと思います。
この記事では、契約をする前に知っておきたい、
『建築条件付き土地』のメリットとデメリットを比較したいと思います。

建築条件付き土地とは?

家と土地のイメージ
そもそも『建築条件付き土地』とは、
どういった土地を指すのでしょうか?
簡単に言うと、
土地を購入をする際に建物の売買契約を結ぶ必要のある土地です。
購入には土地代に加え、仲介手数料が必要な場合があり、
土地の価格×3%+6万円ほど掛かります。
建築条件付き土地は建築をする際、
ハウスメーカーや工務店などの業者が決まっているのはもちろん、
予め建築プランなども指定されており、
建築工事請負契約も同時にすることになります。
また、一定期間以内に建築の仕様を決める必要があります。
決まらない場合は契約は白紙となりますが、
「解除条件付き契約」の際は手付金が戻らないこともありますので
契約内容には充分注意する必要があります。

メリット:間取りや内装が自由に決められる

条件付き土地のメリット
まず始めに、『メリット』についてお話したいと思います。
特にハウスメーカーや工務店にこだわりがない方の場合、
建築条件付き土地を選ぶことで、
業者選びの時間を短縮できるというメリットがあります。
また、建売住宅とは違い、
間取りや内装のグレードなどある程度選択できる場合が多く、
自由度が上がるというメリットも。
建築中の施工現場を自分でチェックできるという安心感も
建築条件付き土地のメリットと言えるでしょう。
建築条件付き土地は、注文住宅を建てたいけれど、
とにかく時間をかけずにスピーディーに進めたい方向けですね。

デメリット:売主が決まっているため建築業者を選べない

条件付き土地のデメリット
次に、購入の際に気をつけたい『デメリット』について
お話ししたいと思います。
建築条件付き土地のデメリットはやはり、
基本的に建築業者を選べないことがあげられます。
さらに、家の仕様なども予め決まっているため、
プランの範囲内でしか選ぶことができないケースが多く、
注文住宅の最大のメリットである『自由度の高さ』が活かせない
というデメリットも。
また、大半の契約では、
3ヶ月以内といった短期間で仕様を決めなければなりません。
土日しか空き時間がない社会人にとっては
かなり焦るスケジュールです。
焦った結果、思わぬトラブルに繋がってしまうことも
ありますので、充分に注意してくださいね。

建築条件を解除することはできる?条件は?

「家を建てて欲しい住宅会社が決まっていて、
おまけに良い土地を見つけたけど、建築条件付き土地だった…。」
そのような場合、建築条件を解除することは可能なのでしょうか?
実は、交渉次第では建築条件を解除すことが出来る
場合もあります。
ただし、土地代に金額が上乗せされることもありますし、
「絶対に外す事はできない」と断られることもあります。
また、同じメーカーの建物が並ぶ中、一軒だけ違うメーカーの
家が建つのは目立ってしまいますのでオススメはできません。
どうしてもという場合にだけ、住宅会社の担当者に
建築条件解除の交渉をしてみましょう。

建築条件付きの土地は値引き交渉は出来る?

何十年も続く住宅ローンのことを考えると、
少しでも安く土地を購入できれば嬉しいですよね。
建築条件付きの土地を値引き交渉して、
安くしてもらうことは可能なのでしょうか?
答えは、値引き交渉には応じてもらえる可能性があるものの、
ライバルとなる業者がいないため、
大幅な割引は期待できないというのが現状です。
ですので、過度な値引き交渉は避けるようにしましょう。

トラブルを回避するには業者選びが重要

家の見積り
以上のことから、
「住宅を建てるために買うのだから、条件付きでも問題ない」
安易に考えて契約してしまうのは、
出来るだけ避けたほうがいいかもしれません。
しかし、自分の希望と一致するハウスメーカーや工務店、
建築プランと一致するならば、非常に魅力的なものです。
まずは自分好みのハウスメーカーや工務店に、
土地付きのプランで見積もりを取ってみてはいかがでしょうか?
複数社から見積もりを取っておくことで、
業者やプランの比較ができるだけではなく、
自分の希望に沿った土地が見つかるかもしれませんよ。

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