鉄筋コンクリート住宅に憧れている方は多いですよね。
コンクリート打ちっぱなしの壁は、現代的でとってもオシャレです。
しかし、もちろんデメリットもありますので、
デザインだけで決めてしまうと後々困ったことになることも…。
鉄筋コンクリート住宅のメリットとデメリットを
しっかり把握して、魅力的なマイホームを追求しましょう。
鉄筋コンクリート住宅のメリットは?
最大のメリットといえば、その優れた耐久性と耐震性に
あると言えるでしょう。
地震に強い住宅の代名詞と言ってもいいかもしれません。
木造住宅の耐用年数の目安が20年だとすると、
鉄筋コンクリート住宅の耐用年数は40年以上。
圧倒的ですね。
木造に多い『軸組工法』では、地震の際に軸組の接合部に
負荷が集中しますが、鉄筋コンクリート住宅は壁や天井、
床などの面に負荷がいくため、地震に強くなります。
また、耐火性能が高いのも魅力です。
ただし、建物全体が重くなるため、
土地によっては地盤改良が必要になることは
覚えておいた方が良いでしょう。
結露しやすく湿気やすい?
鉄筋コンクリート住宅には
- 家の寿命が長い(耐用年数47年)
- 気密性が非常に高い
- 室内の気温差が少ない
- 冷暖房効率が非常に高い
- 遮音性・防音性に優れている
という大きなメリットがあります。
ただし、高気密性が裏目に出てしまい、
非常に結露が発生しやすく、湿気やすくなりますので
しっかりと換気のシステムを整えなければなりません。
また、熱伝導率が高いため、コンクリート打ちっぱなしの
ままでは、冬は寒く夏は暑い住宅になってしまいます。
せっかくの高気密性が活かせません。
建物の内側か外側は、断熱素材を使った方が良いでしょう。
どんなデメリットがあるの?
最大のデメリットは、何といっても費用が高くなることです。
坪単価は60万円から100万円前後で、
どうしても木造よりも、高くなってしまいます。
人気の高い打ちっぱなしの仕様なら、
高度な技術が必要とされるためになお高値となります。
また、固定資産税も木造に比べてかなり高くなってしまいます。
ただし、これは長期間にわたって資産価値が下がらないという
証明でもあります。
決してデメリットだけではありません。
デメリットを乗り越える鉄筋コンクリート住宅の魅力
費用や地盤改良の必要性、結露対策や室温調整などの面で
多少の課題がありますが、
デメリットを差し引いても魅力がある住宅であることは事実です。
これからは家を頻繁に建て替えるよりは、1つの家を
メンテナンスしながらながく使っていく時代といえますし、
耐久性・耐震性に優れた鉄筋コンクリート住宅は最適と言えます。
鉄筋コンクリート住宅は、施工に技術が必要になりますので、
ハウスメーカー選びは重要です。
一件だけに限定するのではなく、複数の住宅会社を比較して、
じっくり検討してみてくださいね。