「新築の家を建てる!」と決めたときに、
どうしても気になってしまうのが、
- いつ新居に移れるのか?
- 家を建てる期間はどれくらいかかるのか?
ということですよね。
現在、賃貸住宅にお住まいの方でしたら、
いつまで家賃を払えばいいのか気になるところですし、
具体的に『家が建つまで何カ月掛かるのか』を
しっかりと把握していないと、
今後の予定を立てることができません。
そこでこの記事では、
「家を建てる期間はどれくらいかかるの?」
という皆様の疑問にお答えするため、
家の購入から完成までの、
具体的な期間を詳しくご紹介したいと思います。
家づくりの工程と流れ
まず始めに、家を建てるための工程を簡単に説明したいと思います。
ハウスメーカーや工務店に建築依頼をしてから、
工事が開始されるまでの流れは以下のようになります。
(1)建築会社へ依頼
初めに、ハウスメーカーや工務店に家の建築を依頼します。
その後、要望に沿って住宅会社が設計を行っていきます。
その設計図をもとに、予算がどの程度必要なのか計算を行います。
(2)予算の練り合わせ
設計図と予算を提示し、予算を削るのか、もう少し予算を
アップしてグレードを上げるのかを話し合い決めていきます。
(3)図面作成、着工
上記が終わったあと、施工業者に設計図を渡し、実際に
工事を行う図面を作成した後、家を建てるための工事が
始まります。
以上が、建築を依頼してから工事が始まるまでの
一連の流れとなります。
工事期間はどれくらいかかる?
では、家を建てる工事期間はどれくらいかかるのでしょうか?
工事期間は通常、住宅なら3カ月~6カ月程度と
言われています。
なぜ3カ月も工事期間に開きがあるのでしょうか?
実はそれには理由があります。
例えば、規格住宅のように、設計プランも決まっていて、
工事も多くの実績がある場合は、3カ月の工事期間が
あれば家は完成します。
一方で、注文住宅のように一から住宅を設計する場合、
当然工事も初めて行うものですから、
流れ作業のように上手くはいきません。
基本的に、設計者に確認をとりながら工事を
進めていきますので、
どうしてもプラスして時間がかかってしまうのです。
注文住宅工事における期間の内訳
以上のことから、注文住宅を建てるための工事には
6カ月以上の期間が掛かります。
各工事にかかる期間の内訳は、下記のようになります。
- 基礎工事=半月~1カ月
- 躯体工事=2週間~半月
- 内装工事=1カ月半
実は一番時間がかかる工事が、内装工事なのです。
反対に、建物の外観はすぐにできるので、
見学を忘れていると「アッ」という間に出来上がります。
工事をしっかりと確認しておきたい方は、
早めに見ておくようにしましょう。
家の工事をする季節に注意しましょう
また、家の工事をするにあたり、注意したいのは季節です。
建築工事は、天候不良で中止になったりします。
これは、職人さんの安全面(高所で滑ると危ない)に
配慮する為です。
雨が降ったりすると、電動器具が動かず仕事になりません。
もちろん大雪の場合も同じです。
ですので、雨が降りやすい6月や、雪が積もる
1月や2月は避けたいですね。
もしどうしても避けられない場合は、工事が思ったように
進まないことを念頭におき、
引っ越し準備などを計画するようにしましょう。