『契約ごと』というのは、どんな契約でも注意しなければ
いけない点がたくさんあるものです。
特に、土地を購入する時のような高額な契約となると、
きちんと契約がなされなかった場合のトラブルも大きく、
発生する金額や損失も大きくなります。
そうはならないよう、できるだけ細心の注意を払って
売買契約をし、土地の購入をする必要があります。
この記事では、
土地を購入する際の契約における注意点を
いくつかご紹介したいと思います。
土地購入契約の注意点1.重要事項の説明
土地購入の契約において、仲介業者などによって
最初に行われるのが『重要事項の説明』です。
ここでは、土地取引における最低限必要な概要が
説明されるのですが、はっきり言って
不動産関係の仕事にでもついていない限り、
よくわからない単語がたくさん出てきます。
結果、言ってる意味が分からないまま契約に進んで
しまう事もあるのです。
ですので、そう言ったことにならないよう、
重要事項説明書を書面として、土地購入の契約前に
予めもらっておくことをお勧めします。
土地購入契約の注意点2.手付金について
土地購入の契約において、
ほとんどの場合『手付金』というものを払う必要があります。
これは、土地購入を途中解約をした場合の担保の様なもので、
『解約手付』というルールの下、
売り手が解約した場合は手付金の倍額が支払われ、
買い手が解約した場合は手付金が変換されなくなります。
仲介業者が不動産業者の場合、
手付金は売買価格の代金の20%以下になります。
この手付金は、仲介業者によって保全され、
最終的には全体の費用に充当されます。
手付金の保全に関しては、額によって細かいルールも
ありますから、事前に仲介業者に確認をとっておきましょう。
土地購入契約の注意点3.ローン時の対応について
土地を購入する際、ローンを組むのが普通です。
この場合、ローン審査が通ってから晴れて契約となるのですが、
人気の土地などでは、この審査中に別の人と契約されてしまい、
購入済になってしまう場合があります。
こんなときは、ローン特約を利用することをお勧めします。
ローン特約とは、ローン審査が通ってからの契約ではなく、
審査に申し込んだと同時に契約でき、
通らなかった場合解約できるというものです。
ただ、この契約を曖昧にかわすと、
仲介業者との間でトラブルが起こることもあります。
手付条件や解除権の発生について、
しっかりと明確にしておくようにしましょう。
土地購入契約の注意点4.その他の注意点
土地購入の契約前にぜひとも確認しておきたいのは、
隣接する土地の所有者と土地の境界についての共通認識です。
これは、書面上明確であったとしても、
後々のトラブルになることがありますので
しっかりと確認しておきましょう。
建築中でもかなり面倒なのですが、
上物が立ってしまった後に揉めるようなことになると
かなり大きなトラブルになるので、気を付けたいところです。
また、登記簿上の不審点などについても
しっかりとしたチェックが必要です。
これは、土地が担保に供されている場合などの話ですが、
通常は宅建の資格のある不動産業者であれば
問題なくその件に関しては確認することができます。
しかし、古い登記などの場合、記載自体が不十分な場合が
あるので、しっかりとした確認が必要です。
安心して土地を購入するために
以上、土地を購入する際の契約に関する注意点をご紹介しました。
もちろんこれは基本中の基本であり、
土地契約には、さらに細かい注意点があります。
一番確実なのは、自分自身で勉強することもさながら、
こういった細かい土地契約を安心して任せられる
住宅会社や不動産業者を探すことです。
手間を惜しまず、安全な土地の購入契約を心がけましょう。