ローコスト住宅は後悔しやすい?家を買う前に押さえたい8つのポイント

ローコスト住宅

良質なものを安い値段で購入したいという気持ちは
どなたにでもあると思います。
家を建てるときだって、少しでも安い値段で建てたい
というのが本音ですよね。
最近では、こういった要望に応えるかのように、
値段の安い「ローコスト住宅」を前面に打ち出す
ハウスメーカーも増えてきました。
しかし、インターネット上のブログ等を見ていると、
次のような声も目にします。

  • 「どうせ安かろう悪かろうではないの?」
  • 「ローコスト住宅は危険な気がする…」
  • 「安い家だから問題点があるんじゃないの?」
  • 「ローコスト住宅は購入してから後悔しそう」

でも一概にそうとは言いきれません。
安い値段で家が建てられるにはそれなりの、
きちんとした理由があるのです。
この記事では、ローコスト住宅を購入して後悔しないために、
前もって押さえておきたいポイントをご紹介します。

ローコスト住宅とはどんな家?

そもそもローコスト住宅とは、どのような家を指すのでしょうか?
何となく「安い値段で建てられる家」という漠然としたイメージが
あるとは思いますが、下記のような住宅のことを指します。

  • 30万円台前後の坪単価で建てられる家
  • 1000万円以下から1000万円台で建てられる家

これから続く住宅ローンのことを考えると、
安く家を建てることができるローコスト住宅はとても魅力的ですよね。

ローコスト住宅が低予算で建てられる理由

ローコスト住宅のなぜ
ではなぜ、ローコスト住宅は低予算で家を建てることが
できるのでしょうか?
後悔をしないためにも知っておきたいところです。
まず第一に挙げられるのが、住宅デザインのシンプル化です。
ローコスト住宅は、外観や間取りをシンプルにすることで
壁面積を抑えます。
壁面積を抑えると、必要な材料や工事費が削減できますので、
結果、家を安い値段で提案することが可能になります。
また、家全体のデザインを規格化することで、
建築に使用される部材も大量生産が可能になり、仕入コストを抑えます。
そして、人件費や宣伝費を抑えることで更にコストを削減しています。
以上のように、建築部材の大量生産、デザインの規格化、
徹底した原価管理のお陰で、
安い値段で購入できるローコスト住宅は実現しています。
単純に安いだけではなく、そこには企業努力があるのです。

ローコスト住宅のメリットは?

ローコスト住宅最大のメリットといえば、
なんといっても憧れのマイホームを低価格で建てられることです。
一定の基準のもとで家は建てられますので、
安い値段だからといって耐震性や品質が極端に下がることもありません。
また、毎月の支払い額が抑えられるので、
資産計画が建てやすいのも嬉しいポイントです。

ローコスト住宅のデメリットは?

抑えた価格が魅力のローコスト住宅ですが、デメリットも確認しておきましょう。
デメリットの内容や理由を事前にしっかりと理解しておくことで、
「こんなはずじゃなかった…」という後悔を防ぐことができます。

断熱性や耐久性で劣る

ローコスト住宅メーカーで家を建てると、シンプルで最低限の
設備になる分、大手ハウスメーカーの家と比較した場合、
気密性や断熱性においては性能が劣ってしまうこともあります。
ただし、耐久性に関して言えば、
日本では建築基準法で定められている耐震等級の最低ラインを
クリアしていなければ、そもそも家を建てられません。
ローコスト住宅だからといって、地震ですぐ倒壊するような
家しか建てられないわけではありません。
安くても、住む上で不安になるような耐久性の低い家に
なるわけではないので安心して大丈夫です。
また、省エネ住宅を義務化する流れもあって、
最近ではローコスト住宅メーカーも、省エネ基準を満たす
家づくりに対応するようになっています。

合わせて読みたい記事:

⇒ ローコスト住宅の寿命は短い?長持ちする家を建てるには

間取りに制限がある

一般的に、ローコスト住宅は間取りの自由度に制限があります。
ある程度間取りを規格化して設計にかかる手間を減らし、
建築資材の大量仕入れを可能にすることで、コスト削減を図っているからです。
あらかじめ用意された幾つかのパターンから、
ライフスタイルにあった間取りを選択して、
家の形状や方角に合わせて調整しながら当てはめていきます。
そのため、ローコスト住宅では特殊な間取り・個性的な間取りの
実現は難しいことが多いのです。

大手ハウスメーカーとローコスト住宅メーカーとの違いは?

ハウスメーカーの違い
大手ハウスメーカーとローコスト住宅メーカーとでは、
住宅の設計の自由度や基本設備に違いが出ます。
ローコスト住宅は、間取りや基本設備をシンプルにすることで
コストの削減をしているメーカーが多いのです。
たとえば床暖房など、オプション的な設備は別料金になる場合があります。
また、大手ハウスメーカーはデザイン性の高い住宅や、
凝った間取りの家づくりができますが、
ローコストメーカーは、デザインも間取りも予算の範囲内で
できるシンプルなものしか選べないケースがあります。
最近では大手ハウスメーカーでも、
資材の大量発注でコストダウンなどをはかり、
ローコストなプランを提案してくれるところもあります。
ただしその場合は、やはり通常のプランよりも
間取りや設備が制限されてしまいます。

建売住宅は後悔する?

マイホームの購入を検討する際、注文住宅にするか、
それとも完成済みの建売住宅(分譲住宅)にするか
迷う人も多いでしょう。
建て売り住宅もローコスト住宅と同様に、
似たデザインの住宅をまとめて建築することで資材の
調達コストなどを抑えており、一般的な注文住宅に比べて
低めの住宅価格を実現しています。
しかし、完成済みの住宅を購入するため、
住み始めてから「間取りを変えたい」「この設備はいらない」と
後悔するケースもあります。
建築中であれば内装の種類や設備のグレードを多少変更することが
可能な場合もありますが、その自由度はかなり限定的です。
もちろん建売住宅でも、自分や家族のライフスタイルにあった
間取りと設備であれば、高い満足度が得られるはずです。
また、完成済みの建て売り住宅には、
購入してすぐに住み始められるというメリットもあります。

有名なローコスト住宅メーカーの特徴

ローコスト住宅のハウスメーカーといっても、得意分野は千差万別です。
ローコスト住宅ながらも、住宅設備の充実や気密性の高さ、
間取りの自由度など、ハウスメーカーごとに独自の強みを持っています。
値段を優先してしまい、
「妥協したところが使いづらくなってしまった…」
というのはローコスト住宅を建てる時にありがちな後悔。
ローコスト住宅メーカーで後悔しない家づくりをするのなら、
自分の希望にあった得意分野があるハウスメーカーを選びましょう。
ここからは、有名なローコスト住宅メーカーの特徴をご紹介します。

アイダ設計

アイダ設計
アイダ設計は、「正直価格」をモットーにした、
わかりやすい価格設定が評判のローコスト住宅メーカーです。
主な特徴としては、

  • 一括仕入れで資材のコストダウン
  • 震度7クラスの耐震実験クリア
  • 省エネルギーハウスで優秀賞の受賞暦あり

最長35年の長期保証があるのもポイントです。

アイダ設計会社概要

  • 会社名:株式会社アイダ設計
  • 住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目286番地
  • 創立:昭和56年1月6日
  • 売上高:521億円
  • 従業員数:1,048人
坪単価の目安 約30万~40万円
耐震等級
使用断熱材 グラスウール
公式サイト ⇒ アイダ設計公式サイト

アイフルホーム

アイフルホーム
アイフルホームは、LIXILグループに属するフランチャイズのローコストメーカー。
LIXIL社の住宅設備を割引価格で調達することが可能です。
子どもにとって快適で安全な住まいはすべての世代に暮らしやすいと考える
「キッズデザイン」を提唱しています。
火災や地震に強い家を実現するため、「省令準耐火構造」や、
耐震等級で最も高い「等級3」に相当する建築水準を定めていることも特徴です。

アイフルホーム会社概要

  • 会社名:株式会社LIXIL住宅研究所
  • 住所:東京都江東区亀戸1-5-7 錦糸町プライムタワー
  • 創立:1984年5月
坪単価の目安 約20~55万円
耐震等級 3相当
使用断熱材 グラスウール
公式サイト ⇒ アイフルホーム公式サイト

アキュラホーム

アキュラホーム
アキュラホームは、職人集団によって作られた、
「品質も価格もあきらめない」家づくりができるローコスト
メーカーです。
直接施工、発注、共同仕入れ、独自の施工合理化システム
などでコストダウンをしています。
自由設計にこだわっており、
間取りの相談に細かく対応してくれるのが特徴です。
また、「永代家守り」という独自のアフターサービスが
あるのもポイントです。

アキュラホーム会社概要

  • 会社名:株式会社アキュラホーム
  • 住所:東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビルディング34F
  • 創立:1978年10月
  • 売上高:403億円(平成30年2月期)
  • 従業員数:1,271名(2019年4月1日現在)
坪単価の目安 約30~55万円
耐震等級 3相当
使用断熱材 グラスウール
公式サイト ⇒ アキュラホーム公式サイト

タマホーム

タマホーム
タマホームは、「20代からでも買えるローコスト住宅」を
提案するローコストメーカーです。
中間業者のマージンを排除して直接施工、
住宅設備の大量発注でコストダウンを行なっています。
ローコストながら長期優良住宅に対応し、
断熱性、耐震性はもちろん、維持管理の容易性にも
こだわりがあるメーカーです。

タマホーム会社概要

  • 会社名:タマホーム株式会社
  • 住所:東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
  • 創立:1998年6月3日
  • 売上高:1,793億円(2019年5月期)
  • 従業員数:3,348名(2019年5月31日現在)
坪単価の目安 約30~55万円
耐震等級 3相当
使用断熱材 グラスウール・発泡ウレタン
公式サイト ⇒ タマホーム公式サイト

レオハウス

レオハウス
柱や梁の「線」と壁や床の「面」による「6面体構造」という建築工法と、
地震の揺れによる負荷を吸収するレオハウス独自の制震システム
「L-SAV」が特徴です。
また、家を建てたあとも安心して住み続けるために、
最長60年間にわたる定期的な点検とメンテナンスを実施する補償制度があります。

レオハウス会社概要

  • 会社名:株式会社レオハウス
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービル37階
  • 創立:平成18年10月10日
坪単価の目安 約40万円~
耐震等級
使用断熱材 グラスウール・発泡ウレタン
公式サイト ⇒ レオハウス公式サイト

飯田グループ(飯田産業)

飯田
飯田グループは、6社の建築会社によって構成される、
建売住宅の販売数日本一を誇るグループです。
たくさんの家を建てることで建築資材の大量仕入れが可能になるため、
ローコストな住宅価格が実現できるのです。
なかでも、「いいだのいい家」のキャッチコピーで有名な会社が飯田産業です。
耐震性や劣化対策面でも最高等級を取得する水準の、
安心・安全な住まいを提供しています。

飯田グループ会社概要

  • 会社名:飯田グループホールディングス株式会社
  • 住所:東京都武蔵野市西久保一丁目2番11号
  • 創立:2013年11月1日
  • 従業員数:8,561名(2019年3月31日現在)
坪単価の目安 約35万円?
耐震等級 3相当
使用断熱材 ポリスチレンフォーム
公式サイト ⇒ 飯田グループ公式サイト
⇒ 飯田産業公式サイト

秀光ビルドの評判と建築実例

「秀光ビルド」は、石川県に本社を置くローコスト住宅メーカーです。
適正価格・分かりやすい価格で有名なハウスメーカーですが、
実際に秀光ビルドで家を建てられた方の評判はどうなのでしょうか?
次のページでは、秀光ビルドで家を建てられた方の体験談と建築実例を
紹介しています。

⇒ 【秀光ビルドの家】家族が住みやすい低価格住宅:1000万円

⇒ 【秀光ビルドの家】かっこよくスタイリッシュな家:1800万円

ヘーベルハウスなどの大手ハウスメーカーで建てるには

ヘーベルハウスやミサワホームといった大手住宅会社では、
ローコスト住宅のような坪単価で家を建てるのは難しいです。
しかし、不要な設備や仕様を外し、できるだけシンプルな構成にすることや、
建築面積を最小限に抑えることで、家全体の価格を抑えることができます。
最初から大手メーカーを選択肢から外さず、
まず見積もりを取って比較してみるのも良いでしょう。
合わせて読みたい記事:
⇒ 大手ハウスメーカー10社を比較!特徴・評判・坪単価は?

体験談!ローコスト住宅を新築して後悔したこと

ローコスト体験談
家は一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
簡単に選んでしまうと、一生モノの後悔になってしまいます。
ローコスト住宅メーカーで新築した場合、
どんなことで失敗し、どんなことに後悔するのか…
ここでは、実際にローコスト住宅を新築して後悔した方の体験談を
まとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

兵庫県・やまとさんの後悔体験談

数多くの住宅展示場や建売分譲のモデルハウスを見学しましたが、
所有している土地が100坪あり、割と大きな家を注文住宅で
建てようとすると坪単価を考えれば大手では予算が厳しい。
そこで、地場の工務店系でローコスト住宅を建てることにしました。
設計士さんと何度も打ち合わせをしこちらの要望に沿った間取り、
仕様にしていただき満足いく見た目にはなりましたが、
残念な部分はコスト削減に意識を向けるあまり、
設備部分でやはりそれなりの安っぽさが目立つ結果になりました。
せめて水周りだけでも良いものにするべきだったと後悔しています。
それなりの大きさの土地をお持ち方は上物も大きくなり、
建築費を考えればローコスト住宅はおススメですが、
細部にまでこだわりを見せないと、値段相応のクオリティになる恐れがあります。

建物価格 1850万円
総支払金額※土地代除く 2200万円

山口県・あんさんの後悔体験談

建築条件付きの土地が自分たちの希望していた条件を満たしてたので、
その土地を持っていたローコスト住宅メーカーに決めました。
契約までは営業の方と打ち合わせをしていたのですが、
家を建て始めたら現場監督さんとの打ち合わせに変わりました。
その結果、営業の方にお願いしていたことが
伝わってなかったりとすれ違うことがありました。
その他の後悔した点は、
①大手のハウスメーカーだとタイル外壁が可能だったが、
私たちが建てたローコスト住宅メーカーは出来なかった。
②棚やニッチの大きさ、位置が自分の思っていたのとは
違うものになっていた。
打ち合わせのときに聞いて欲しかった。
③使い勝手より見た目を優先するように言われることがあった。
ローコスト住宅メーカーで家を建てる際は、メーカーまかせにしないで
どんな家にしたいかを自分で考えるべきだと思います。

建物価格 1210万円
総支払金額※土地代除く 1838万円

大阪府・ようこさんの後悔体験談

注文住宅で、しかもローコストで家を建ててくれるという
工務店があることを知り、依頼することにしました。
会社はとても親切ですし、丁寧に仕事をしてくれたのですが、
ローコストということで失敗したなと思う点が出てきました。
それは、木材がやわいということです。
この前、床に物を落としてしまったのですが、
簡単に床の木材がめくれ、中から表面の木材とは違う
柔らかい木材が出てきました。
表だけがコーティングされており、中は別の素材になっていて
とても目立つ傷ができてしまいました。
購入する際には、目に見える部分だけでなく、
内部のことまで確認した方が良いと思います。

建物価格 2500万円
総支払金額※土地代除く 5000万円

千葉県・そら豆さんの後悔体験談

私がローコスト住宅メーカーを選んだ理由は、
家をなるべく安く自由に建てたいと思ったからです。
しかし、今となっては後悔しています。
後悔したポイントの1つ目は施工の雑さです。
壁紙は一部剥がれていましたし、コーキングが甘いため、
家を建てて数ヶ月で、天井と壁の間に隙間が沢山できています。
後悔したポイントの2つ目は、設計の甘さです。
使いにくい間取りだったり、エアコンをつける予定だった
はずの場所に点検口があったりして困りました。
また、家本体のことは考えていても、
外構のことは適当だった点も残念でした。
これから家を建てる方は信頼できる会社を選ぶべきです。
家は安易に建て替えられません。
あせらずじっくりと検討するようにしてください。

ローコスト住宅で後悔しないための8つのポイント

ローコストポイント
ローコスト住宅で後悔された方の口コミを見ていると、
「ローコスト住宅メーカーでは思い通りの家づくりは難しいのかも」
と思われるかもしれません。
しかし、いくつかのポイントを押さえておくことで、
ローコスト住宅でも後悔しない家づくりができます。
ここからは、ローコスト住宅で後悔しないための
ポイント8つを紹介します。

1.土地や地盤について調べておく

地盤が弱い土地だと、家を建てる前に地盤補強工事が必要になります。
その場合、補強工事費用が上乗せされ、
結果、予算オーバーで後悔することにも繋がりかねません。
また、家と一緒に土地を購入する場合、
建築条件がついていて自分でハウスメーカーや間取りを
選べない場合もあります。
その場合、建築条件を外す交渉や費用が必要になることも…。
土地や地盤で後悔しないよう、
事前にしっかりと確認するようにしましょう。

2.子供の成長を考えた間取りにする

ご家庭に小さな子供がいる場合、後悔しないために
しっかりと抑えておきたいポイントがあります。
それは、思春期の多感な時期になるとプライバシーを
守ることができる一人部屋が必要になるということです。
子供の成長に合わせて、補修のついでに改築しやすい間取りに
しておくことで、後悔が少なくなるでしょう。
ローコスト住宅でも、自由設計に対応しているメーカーなら、
将来的な改築や部屋の使い方も含めて間取りの相談ができます。

3.地元工務店も合わせて検討する

大手ハウスメーカーに依頼しなくても、
地元工務店に依頼することで自由度の高いローコスト住宅を
建てられる場合があります。
特に土地探しから始める場合は、地元のネットワークがある
地域密着型の工務店は依頼しやすいですよね。
実は大手メーカーでも、実はフランチャイズ形式で
地元工務店が施工を行なっているケースも多いのです。
直接依頼をすることで、
中間マージンを省いて大手ハウスメーカーよりも
安くできる可能性があります。
地元だからこそ、その工務店で実際に家を建てた人の
生の口コミを調べやすいのもメリットです。

4.アフターサービスは充実しているか

せっかく家を建てても適切なメンテナンスを行わなければ、
家の老朽化を早め後悔してしまうことになります。
憧れのマイホームを購入したのに、
すぐに住めなくなってしまっては意味がありません。
メンテナンスや保証が不十分なメーカーに依頼すると、
新築の時は良くても、数年後に後悔することになるかもしれません。

  • 外壁や屋根の定期的なアフターメンテナンス
  • 住宅を建設した後に不備がでないかどうかの保証
  • 長期保証サービスの有無やお値段

以上のアフターサービスの充実度は必ずチェックして
おくようにしましょう。

5.設計の自由度は高いか

ローコスト住宅メーカーの中には、決まった間取りの中からしか
プランを選べないケースもありますので、
設計の自由度の高さはじっくり検討しましょう。
どれだけ後悔しても、家は一度建ててしまうと
簡単に間取りを変えることはできません。
改築や増築には多額の費用がかかりますし、
工法によって改築が不可能な場合もあります。
そうなると、せっかくローコストで住宅を建てたのに、
結局費用がかさんでしまい、不満や後悔の残る家で
過ごすことになってしまいます。
たまたまメーカーが提案する間取りが気に入った
という場合はともかく、
設計についてはじっくり検討して損はありません。

6.ハウスメーカーの評判や口コミを調べる

ハウスメーカーを選ぶ際、大きく参考になるのは
実際に家を建てた人の声です。
友人・知人や親戚にハウスメーカーで家を建てた人がいれば、
詳しく話を聞いてみると良いでしょう。
また、インターネット(ブログや掲示板)ならもっと手軽に情報収集できます。
しかし残念ながら、ネットに掲載された評判や口コミの中には、
信頼性が低いものも多いのが現実です。
掲示板など匿名性が高い情報の場合は、
その住まいの何が・どのように良かった(悪かった)かが
具体的かつ詳細に述べられていることや、
写真が添えられていることなどが判断のポイントになるでしょう。
画像の多いブログや実名のSNSは、内容の信憑性が高いため
ハウスメーカー選びの参考になるはずです。

合わせて読みたい記事:
⇒ ローコスト住宅ランキング!安くておすすめのハウスメーカーはどれ?

7.価格は総支払い金額で考える

ローコスト住宅を建てるとき、土地の購入や住宅の建築に掛かる
費用のほかにも、さまざまな支払いが必要です。
一例としては、
税金・住宅ローン手数料・登記費用・司法書士への報酬などがあります。
これらの費用をまとめて「諸経費」と呼びます。
諸経費の金額は住まいの条件により異なりますが、
土地代+建築費用の10~20%ほどが目安です。
決して安くはない金額になりますから、マイホームの資金計画は、
諸経費込みの総支払い額で考える必要があります。

8.頭金を検討する

かつてマイホームを建築する際は、
頭金として土地代+建築費用の1~2割ほどの自己資金を用意するのが
常識とされていました。
しかし近年は、これまでにないほどの超低金利が続いていることもあり、
頭金不要かつ諸経費も含めた「フルローン」を提供する金融機関も増えています。
そのため、自己資金なしで家を建てることも可能となっています。
しかし超低金利とはいえ、借り入れ金額が大きな住宅ローンでは、
完済までに支払う金利の総額は決して安くはないことを忘れないようにしましょう。
総支払額が膨れ上がり、後々後悔してしまうのを防ぐためには、
頭金を多めに用意する、ローンの返済期間が長くなりすぎないようにする
といった対策が有効です。
また、住宅ローンは、金融機関からいくら借りられるかではなく、
無理なく返済できるかどうかが大切です。
長期に渡って返済を続けていくことになるため、
生活を圧迫することのないローン計画がポイントになります。

合わせて読みたい記事:
⇒ 頭金なしの住宅ローンは無謀?後悔する前に知りたい3つのこと

⇒ 年収で計算!買う事が出来る家と住宅ローンの目安

ローコスト住宅でも後悔しないプランを

ローコスト住宅手のひら
ローコスト住宅の家づくりで後悔しない最大の秘訣は、
「自分の理想に近いプラン」で家を建ててくれる住宅会社を
選ぶことです。
大手ハウスメーカーでもローコスト住宅メーカーでも、
自分の理想とかけ離れたプランしか選べないのでは、
どれだけ安くても後悔が残る家になってしまいます。
住宅会社を選ぶときは、なるべく複数のメーカーのカタログや
プランを比較して、じっくりと検討することが後悔しない秘訣です。

「家の予算はできるだけ押えたい!」
でも、品質や保証面が心配なあなたへ。

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