自己所有している土地が無い場合、家を建てるときには土地と住宅本体の費用が発生します。
『駅から徒歩5分』『街の中心部』などといった立地条件の良い土地を選べば、もちろんそれなりの費用が発生しますし、場合によっては、住宅以上にお金が掛かることもあります。
そのような理由から、「できれば予算1000万円台で土地と家を購入したい。」お考えの方もおられるのではないでしょうか?
一見難しそうにも思えますが、実は建てる方法があるのです。
このページでは、土地込み1000万円台の家を建てる方法をお話ししていきたいと思います。
土地を安くするのか?家を安くするのか?
たいていの場合、土地を含めて家を新築するとなると、2000万円以上の予算は考えなければなりません。
それでもどうしても1000万円台に抑えるのならば、土地か家か、あるいは両方で、ある程度の妥協が必要になります。
とは言っても、安さだけで立地や住宅を選んでしまうと、一生ものの後悔になってしまいます。
重要になるのは、どこで予算を抑えて妥協するのか?です。
ローコスト住宅には限界がある?
まず、家の規模はある程度妥協する必要があるでしょう。
広い家を建てようとすれば、その分だけ坪面積が必要になります。
もちろん、土地代も高くついてしまいます。
配管が必要な水周りの設備を必要最低限にし(工事費等を抑える)、家の間取りはシンプルに、デザインも正方形や長方形に近くします。
また、なるべく統一された資材を使うことで価格は安くなります。
しかし、住宅には建築規格がありますので、新築を一定ラインよりも安価にするのは難しいのです。
土地で値段は抑えられる?
土地を安く抑えるにしても、あまりに不便な場所では困りますよね。
駅から数分のすぐ近くとはいかなくても、徒歩圏ではあったり、バス停が近いなどのメリットはきちんと確認して選ぶべきでしょう。
実は土地の値段は立地や日当たり、向きなどの他にも、細かい条件で数百万単位で変わることが多いのです。
安い土地を活用する
一般的に住宅地に適しているのは、区画きちんと四角く区切られた整地です。
逆に言えば、それ以外は安くなります。
たとえば整形地を作る上で、L字型になってしまった土地や、道路の都合で斜めに切り取られた土地は変形地となり、通常の整形地よりも安く購入できます。
土地の使い方を工夫すれば、宅地として充分活用できるでしょう。
また、面積が狭く使いづらい狭小地は、便利な立地でも安くなります。
階段が大変になりますが、3階建てなどにすることで住宅にも活用できます。
また、騒音や日当たりを気にしないなら北側や広い道路沿いも安くなる可能性があります。
解体費用がかかるものの、古家付き物件も安く購入できますので、解体費用を含めた予算と折り合いがつく土地を探してみると良いでしょう。
土地込み1000万円台の家を実現させるには
土地と住宅のどちらも安く購入して、1000万円台の家を実現させるために一番重要になるのは、信頼できる業者を見つけることです。
一見、とても安くなるような広告を打ち出している業者でも、実は諸経費を含めたら2000万以上かかるといったケースもありますので注意が必要です。
もし希望予算内で土地と建物を購入するのなら、土地も一緒に探してくれるハウスメーカーや工務店に、予めこちらの希望予算を伝えたうえで見積もり依頼をするようにしましょう。
複数社に依頼をし、その中からより誠実に対応をしてくれた業者に絞っていくことで、予算内でも安心して家を建ててくれる業者を見つけることができますよ。