「新築の家を建てる!」と決めた時、ほとんどの方にとって避けて通れないのが住宅ローンですよね。
家は一生に一度の大きな買い物といわれるように、決して安い買い物ではありません。
- 自分の年収だとどれくらいの金額の家が買えるのか?
- 住宅ローンは月々いくら位払うことになるのか?
家を購入するに当たり、どうしても気になるところですよね。
この記事では、そのような疑問をお持ちの皆様に向けて、年収で算出する購入可能な家の金額、そして、住宅ローンの月返済額目安について詳しくご紹介したいと思います。
住宅ローンは年収の何倍まで借りられる?
まず最初に、住宅ローンの借り入れ可能額についてお話ししたいと思います。
ネットなどで詳しく調べたことのある方ならすでにご存知かもしれませんが、住宅ローンの借り入れ可能金額は年収の約7倍という目安があります。
※ここで目安としてるのは、各金融機関によって様々な計算方法があるからです。
例として、借入期間35年・変動金利2.475%で計算してみます。
年収200万円の場合 | 1403万円 |
年収300万円の場合 | 2105万円 |
年収400万円の場合 | 3275万円 |
年収500万円の場合 | 4094万円 |
上記のように、住宅ローンの審査には、年収によって月々の返済額がいくらまでなら返済できるか?という銀行独自の判断基準があります。
例を挙げますと、以下のようになります。
つまり、年収350万円の方なら年間返済額は105万円までで、年収400万円の方なら年間返済額は140万円までなら返済出来るだろうと銀行は判断するわけです。
住宅ローンは余裕を持って返済できる額にする
住宅ローンで借り入れ可能な金額は分かりましたが、毎月の生活費や、万が一の時の予備費(急な支出)のことを考えると、借り入れができる限界の金額まで住宅ローンを組んでしまうことは決して得策とはいえません。
家を買う時に大切なのは、毎月余裕を持って返せる金額であることです。
年間返済金額の目安としては、年収の25%以内に収めるのが安全だとされています。
下記にて、年収ごとの安全な借入額を一覧表にまとめてみましたので家の購入額を決める際の参考にしてみてください。
※変動金利1.25%、ボーナス払い無し、35年ローンで計算
年収 | 安全な借入額の目安 | 月々返済額の目安 |
年収200万円の場合 | 約1394万円 | 約41000円 |
年収300万円の場合 | 約2108万円 | 約62000円 |
年収400万円の場合 | 約2822万円 | 約83000円 |
年収500万円の場合 | 約3536万円 | 約104000円 |
年収600万円の場合 | 約4250万円 | 約125000円 |
年収700万円の場合 | 約4930万円 | 約145000円 |
年収800万円の場合 | 約5644万円 | 約166000円 |
年収900万円の場合 | 約6358万円 | 約187000円 |
年収1000万円の場合 | 約7072万円 | 約208000円 |
住宅ローンの審査に通るには?
では、肝心の住宅ローン審査に通るためにはどうすればいいのでしょうか?
例え収入が多い方でも、「審査に落ちてしまった…」という話はよく聞きます。
住宅ローン審査に向けた準備として、
- 他社から借り入れがある場合は出来る限り清算する。
- 税金を滞納している場合は支払いをする
- 使っていないクレジットカードは解約する
- 年収を夫婦合算にして申請する
以上のことを心がけてみるようにしてください。
住宅ローン審査に通るための近道とは?
また、住宅ローンの審査に通る為にオススメしたいのは住宅ローンに強いハウスメーカーや工務店と出会うことです。
その理由のひとつには、ローンを通すためのアドバイスをしてもらえるといった理由もあるのですが、意外な理由として、例え同じ金融機関でも、支店によって住宅ローンに力を入れてる支店とそうではない支店があるということが挙げられます。
例えば、
- 住宅ローンを推進すると評価が上がる支店
- 定期を取ると評価が上がる支店
上記のように、金融機関は本店からの業務推進通達が支店によって異なります。
ですので、住宅ローンに力を入れている支店の情報を追いかけてる住宅会社と出会うことが、ローン審査に通る近道になるのです。
住宅会社選びの際は、金融機関との繋がりが強いかどうかも聞いてみるといいかもしれませんね。
また、頭金や自己資金が多いというのも大きな後押しになりますので、住宅会社の担当営業にアピールしてみてください。
理想の家づくり実現のために
- 将来的にどれくらいのお金が必要なのか?
- 適正な支払い年数なのか?
- 月々いくらまでなら返済できるのか?
家づくりには、自分自身のライフプランをしっかりと考えることが重要です。
そのためにはまず、信頼の出来る住宅会社を探し、しっかりと話し合い、検討し、無理の無い資金計画を立ててみてくださいね。