建売や中古住宅では、家の細かい希望を叶えることはできません。
家は一生に一度の買い物ですから、
住んでみて「これじゃない…」とならないためにも、
マイホームはぜひとも『注文住宅』を購入したいですよね。
しかし、やっぱり気になってしまうのは予算のことです。
一体、どれくらいの年収があれば、注文住宅を購入できるのでしょうか?
年収が低くても注文住宅は諦めなくていい?
「年収が200万程度なので、さすがに注文住宅は無理かも…。」
そう諦めてしまうのは早いですよ。
長年勤めてさえいれば、自然と給料が上がっていった昔とは違い、
最近は『年収がなかなか上がりづらい』という現状があります。
そういった世情を反映してか、
低予算でも注文住宅を建てられるプランが増えているのです。
「年収の5倍の金額以内が予算の目安」とよく言われますが、
あくまで返済可能な額を基準に考えましょう。
注文住宅のローンには金利がかかること、
頭金も必要になるということも忘れてはいけません。
住宅ローンは年収により借りれる金額が違う?
注文住宅を購入する際の住宅ローンは、
無限に借りられるわけではありません。
そもそも年収によって借りられる額は変わってくるのです。
仮に定年までに返済を終えるとして計算をすると、
年収によって借りられる額の目安は以下の通りです。
年収別借り入れ可能額目安
※固定金利1.2%・返済負担率25%・35年ローンで計算。
年収200万円の場合 | 約1,400万円 |
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年収300万の場合 | 約2,100万円 |
年収400万の場合 | 約2,800万円 |
年収500万の場合 | 約3,500万円 |
年収600万の場合 | 約4,200万円 |
金利には変動型、固定型がありますので、
必ずしもこの通りの金額になるわけではありませんが、
参考にしてみてください。
また、夫婦で収入を合算することにより、
借入可能額を高くする事も出来ます。
もし希望借入額に届かないといった場合は、
是非検討してみてください。
ローンから逆算して予算を決める
注文住宅を購入する為には、
無理のない返済をできることが、何よりも重要になります。
もちろん、多少の妥協は必要になるかもしれませんが、
返済ができなくなって、せっかくの注文住宅を
手放すことになれば本末転倒ですよね。
そして、借りられる限界額まで
借りればいいというわけでもありません。
老後の年金暮らしになってもローンが残っていたり、
子世代にローンを引き継いでもらうことになったりしないように、
毎月の返済額の基準を決めて、借り入れ額を考えておきましょう。
注文住宅を購入するならしっかりした資金計画を
資金計画をきちんと立てて、予算に収まるプランを検討できれば、
年収がそれほど高くなくても注文住宅の購入は夢ではありません。
資金計画はもちろんですが、予算の範囲内にきちんとおさめられる
注文住宅の建築プランを立てることも重要です。
後になって「あれが足りない、これも足りない」となって、
結局費用がかさんでは意味がありませんし、メンテナンス費用が
かさんでしまう家では満足できませんよね。
資金も間取りも、納得のプランになるように、念入りに情報収集を
するようにしましょう。